共に創る。共に歩む。子どもたちの未来を灯す人たち。
「お蚕さんの命をいただいた糸を、そのままにしておくのは申し訳ない」。岡本織物様のその一言から、余り糸は私たちの絨毯の素材として、もう一度いのちを得ました。伝統の技と、いのちのバトン。受け取ったのは、糸だけではありませんでした。
婚礼衣装を彩ってきた金彩の感性を、子どもたちの手仕事にそっと重ねてくださいました。ご提供いただいたデザインは、一つひとつの手の中で、唯一無二の景色になります。美しさは、こんなにも人を選ばないのだと教わりました。
ガズニ州で手織りされる、高品質なウールの絨毯。現地で直接買い付け、その丁寧なものづくりの姿勢を見せてくれます。異国の手仕事に触れるたび、私たちは自分たちの一目を、もう少し丁寧に結べるようになります。
アフガニスタン絨毯の販売を通じて、世界の手仕事と向き合う人たち。その審美眼は、子どもたちの作品の可能性を、思いがけないところまで広げてくれます。受け取ったのは、ものを見る目の高さでした。
不安や願いを、同じ場所で分かち合う——そんな居場所「そらまるカフェ」をひらいてこられた伊藤様。お母さんたちが自分の専門性を見つけ、自律へと歩き出す、その最初の一歩に寄り添う人です。
二十年。障害のある娘さんと、家庭での療育を続けてきました。台所で、玄関で、暮らしの一つひとつに学びを結んでいく——その重ねてきた日々を、ノートに綴る人です。
押す、触れる、引く、握る——残された確かな動きひとつを、活動の主役になる力に変える。スイッチ教材と木の補助具で、重度障害のある方の「やりたい」を「できた」に変えてこられました。特別支援学校の教員として二十年、教材を作りつづけてきた作り手です。