登場人物のご紹介
こんにちは。発明大好き、nico(ニコ)だよ。
ぼくは「障害者支援施設」というところで働いているよ。
どんなところって?
障がいを抱えた大人の人が暮らす場所だよ。
大人をサポートしてる経験を活かして、子どもたちの悩みを解決していくよ!
ワシは未来ロボットのSKNR(スクナー)や!
未来からやってきたnicoの相棒や。
帽子みたいやけど、実はスーパーロボなんや。
子どもがどんな大人になるか、未来の姿を見せることができるで。
ただし!
ワシが見せるのは変えられる未来や!
変えられる未来を知って、今の子どもたちに役立ててくれな!
どもー。ゆうママだよー!
私には「ゆう」っていう息子がいるの。
ゆうくんは特別支援学校の小学3年生。
知的障がいのある、自閉スペクトラム症だよ。
おさななじみのnicoには、よく相談にのってもらってるのよ。
知的障がい・発達障がいって?
このブログは、障がいを抱えたお子さんが暮らしやすくなる情報を発信するよ!
そもそも知的障がい・発達障がいっていうのは・・・(くどくど)
知的障害とは、一般に、同年齢の子供と比べて、「認知や言語などにかかわる知的機能」の発達に遅れが認められ(中略)特別な支援や配慮が必要な状態とされています。
文部科学省ホームページより抜粋
また、その状態は、環境的・社会的条件で変わり得る可能性があると言われています。
発達障害は、生まれつきみられる脳の働き方の違いにより、幼児のうちから行動面や情緒面に特徴がある状態です。そのため、養育者が育児の悩みを抱えたり、子どもが生きづらさを感じたりすることもあります。(中略)日常生活や学校・職場での過ごし方を工夫することで、持っている力を活かしやすくなったり、日常生活の困難を軽減させたりすることができます。
厚生労働省ホームページより抜粋
あーうん。その情報は…いらないかな。
カンキョー的とかシャカイ的とか、いったいどうゆうこと?
てゆーかさ、どんな工夫すればいいのか…が知りたいんだけど。
ゆうママが知りたいの、そんなんちゃうやろ…
このBlogでは
✕ むずかしい専門用語
〇 わかりやすい言葉
で子どもをサポートするための情報を発信していくで。
なるほど!
小難しい説明はいらねぇ、
さっさと結論言えってことだね!
結論:今やるべきこと3選
じゃ、先に結論いうよ。
子どもたちの成長には、この3つが超・重要ポイントになるんだ。
あー、ゆうくんの苦手なやつだ…
一緒に遊んでても、けっきょく1人で遊んじゃうんだよね。
好きな事もパターンが決まっててさ。
言葉は出なかったからしかたないよね?
数は…学校に任せっきりだなぁ…
それが将来、生きづらさに変わっていくんや…
発達障がいの子どもは、自力で人間関係や興味を広げることが苦手や。
せやから、子どもに任せてたら、人間関係も興味も広がらへん。
それに学校は限られた期間のおつきあいやで。
大切な時期を他人に任せて、大人になって後悔してもあとの祭りや。
そうならんように、このBlogの中で少しずつ解説していくわな!
う、うん。よろしく!
なるべくわかりやすくね!
生きづらさ=強度行動障がい
ところでさ。
生きづらさって一体どういうこと?
このブログでは、強度行動障がいのことをいうよ。
施設で働いていると、強度行動障がいの人がけっこういるんだ。
強度行動障がいって、どういう状態なのかっていうと…
- 人を叩く、噛む
- 自分を叩く、噛む
- 服を破る、ものを壊す
- 夜中でも大声で叫びつづける
- 異物を食べてしまう
などの行動が長いあいだ、しかもしょっちゅう起こることをいうんだ。
強度行動障がいが理由で、その人や家族が生涯苦しむことだってあるんだよ。
ゆうくんがそうなるって言いたいワケ?
うちのゆうくんはさ、
- いらいらして自分の手とか服を噛むことはあるけど、人を噛んだことはないよ。
- 言葉がなくてうまく伝えられないのよ。
でも欲しいものがあれば、私をひっぱって教えてくれる。 - 待つのが苦手だから、行列待ちの時に大きい声で叫んじゃうけど…。
でもそれってさ、しょうがないじゃん!
ちょっと大げさに言い過ぎじゃない?
でもね…
そういう行動がエスカレートして強度行動障がいになることも多いんだ。
一度身についた強度行動障がいを、なくすことは至難のわざだよ。
将来、子どもたちが高確率で苦しむようなことは、ハッキリ言わせてもらうで!
子どもの行動には、強度行動障がいに発展しやすいものがあるんや。
そうゆう行動はちゃんと導いてあげないと、子どもが派手にコケてしまう。
それをこのブログでは、致命的なつまずきって呼ぶで!
致命的なつまずきって?
人間は、つまずいてコケて
学んで成長するものだよね。
でもつまずいてコケた先が崖だったら…命にかかわるよね?
将来、強度行動障がいを身につけないためには、致命傷になるつまずき方をしないことが大切だよ。
障がいを抱えた子どもたちは失敗すると、その経験のせいで不安に取り憑かれて、長く苦しむ子もいるんだよ。
致命傷って…こわっ!
たしかに、たくさん経験してほしいけど、命にかかわる事はさすがに…。
でも、どんなことが致命傷になるの?不安…
フフフ…ワシが未来を見せたるから、しっかり対策していけばええんや!
致命的なつまずきってのは、例えばこういうことを言うんやで。
- ひとりで遊ぶことが好き
- 欲しいもののところへ大人をひっぱって連れていく
- 自分のペースでしか遊べない
- 人を信用できない
- 興味が増えない
- 決まったことばかりする
- 新しいことはとにかく避ける
- 言葉・数が分からない
- 自分で判断できず、受け身になる
- 時計、カレンダー、お金がわからない
そう。
だから、この3つを大事にしてほしいんだ。
おk!もうわかった!
さっそく試してくるわ!
ちょ…詳しい説明、なんもしてへんで…
行ってもうた…ま、ええわ。
3つの大事なことの理由と詳しい説明は、次の投稿を待っててや!
ほな!
この記事のまとめ
- このブログは、知的障がいや発達障がいを抱えたお子さんに役立つ情報を発信します。
- 子どもの苦手には、深刻な問題に発展するものがあります。
- 強度行動障害という状態に陥ると、子ども自身も家族も長期間苦しむこともあります。
- 強度行動障害に発展しかねない3つのことがあります。
- ひとりで遊ぶことが好き
- 興味が増えない
- 言葉・数が分からない
- 子どもを強度行動障がいの状態にしないための関わりポイント3つ
- 親と一緒に遊ぶ
- 好きなことを増やす
- 言葉・数を学ぶ
コメント